FISHING NOTE / in the RIver Gaula, Long Pool 2011.07.06

2014年09月01日

3年ぶりのモンゴル

2014モンゴル@.jpg2014モンゴルA.jpg
 朝7時、モンゴル、オノン川、通称(といっても名づけたのは平野だが)チンギスハーンプールの岬に立つ。ラインを伸ばしていると、沖合で「ドボン」というライズ音。その1分後にはそれより少し岸よりで「ドボン」。魚は狩りに夢中になっている。しめしめと二つのライズの円周上をフライがスイングするように35mほど投げる。オリジナルフライのオノントラベラーはうまい具合に水しぶきを上げて着水し、スイングが流芯を越えたあたりでアクションを付けると、「待っていました」とばかりに「ドスン」。こんなに簡単にタイメンを釣った事はない。

 ファイト中にいったん底に張り付いたので、メーターオーバーを期待したが、ランディングしてみると90pジャスト。良く太ったタイメンだった。オノントラベラーには今回自分だけでも8本のタイメンが喰いついた。たまに釣れるレノックも殆どが50pオーバーだ。もうオノン・バルジでこのフライは大物用フライと言っていいのだろう。

 2シーズンほどオノンを訪れなかったので、キャンプオーナーのガンスフやガイドのアムガーはずいぶん寂しがっていたそうだ。10年前と同じ場所に立ち、3人で記念撮影をする。みんなそれなりに老けたみたいだ。それでもオノンやバルジの川岸に立つと、都会生活で失われていた野生が蘇ってくる。しばらくはこの旅を続けることが自分には必要なようだ。
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2014年07月01日

例によって7月はノルウェー、リバー・ガウラ

2014ガウラ(ノルウェー).jpg ガウラに着くとかなりのローウォーター。しかし、少しだが増水があったのでサーモンが止まりそうな所を探して釣ることにする。

 月曜日の夕方、自分がエントリーしているNFCでは下流に位置するルンダモプールの荒瀬に立ち、タイプT/Uのラインに2inchのローズマリーをセットする。激流が少し緩むところでドスンという今シーズン最初のアタリ。いつものように待ってフッキングしたが、ファイトを始めると直ぐに外れてしまった。やはりローウォーターだから、ラインにかかる水の抵抗が少ないし、フレッシュの様だったから疲れて動きが鈍かったのかもしれない。今回はもっと、アタリがあっても十分待たねばいけないと反省。

 火曜日の午前中、NFCでは何時釣ってもよいとされているホームプールを釣る。一流し目はフローティングラインにエムシュリンプの#8をセットしたが反応なし。二流し目はタイプTに1.5インチのグリーンワスプをセットして釣る。流れ込みの終わりまで来て突然の雨が降り、メガネの水滴をぬぐった直後、リトリーブ中のフライが根掛かりの様に止まった。十分に時間をおいてロッドを張ったが、今度はすっぽ抜け。多分、突然の雨でレジデントフィッシュが動いたのだろう。今度来たら、自らが魚の横まで歩いて行ってフッキングしなければダメだと、また反省。

 そして、近年お気に入りのロングプールで夜を狙う。ラインもフライもホームプールと同じ。ローウォーターのため流れ込みから丁寧に釣る。ここからが怪しいというポイントに突き刺すようにフライを投げ、水になじんだ直後に激しいアタリ。初心に戻り、三歩下がってからじっくりフッキング。ジャンプは一度しかしなかったがローウォーターの割に強い鮭だ。モンスターではないのはジャンプで分かったが、かなり時間をかけてしまった。

 ランディングしてみると98pの太いメスで、多分10sは超えていただろう。今年も鮭を抱くことができた。記念撮影の後リリース。と思ったが、それ以降川はさらに減水を続け、加えて昼は30度を超える日が続いた。昼は寝て、夜の釣に賭ける。他のアングラーにはグリルスがぽつぽつ釣れているようだが、激しいアタリとファイトが病み付きになり、サーモンが止まりそうなポイントだけに集中する。ムービングフィッシュだけでなく、レジデントフィッシュが出てきそうな場所も持っているものを使いきって攻めまくる。しかし、もうサーモンのアタリは取れなかった。本当にチャンスは少ない。

結局、取れたのは一本だけ。”That’s Salmon Fishing.”
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